JGCって何?全メリットを解説

JGCロゴマーク
こんにちは、陽の字です。
今回はJGC(JAL GLOBAL CLUB)についての説明です。
先日エアライン修行に興味を持った同僚にいろいろと質問されて気づいたんですが、当ブログはJGC修行の記事が中心にもかかわらず、JGCそのものについての詳しい説明がありませんでした。
手段(ステータス修行)を書くことに傾注して目的(JGC入会とそのメリット)について書くのを忘れてますね(汗)
気づかせてくれた同僚に感謝です。

そもそもJGCとは?

先ほども触れまたが、JGCとはJAL GLOBAL CULBの略称であり、JALマイレージバンク(以下、JMB)においてサファイアステータス以上に到達したJMB会員のみが入会を認められる、JMB上級会員とはまた別の上級会員組織です。特定のクレジットカードの年会費を払い続けていればずっとJGCメンバー。

JGCとJMBの違いに関してよくわからない方はコチラの記事へどうぞ。

そのメンバーにはoneworld(JAL含む13の航空会社からなる航空連合)サファイアステータス以上が付与され、oneworldのお得意様として、一般会員にはない上質なサービスを受けることができます。
イメージすると大手スーパーのイ○ンでたくさん買い物した場合、普通の客が入れないイオ○ラウンジに入れるようになるような感じですね(笑)
本来エアラインのステータスが有効なのはその年度と翌年度だけであり、有効期限内に所定の搭乗回数に満たない場合はステータスが失効してしまいます。つまりJALにおいて、非JGCメンバーであってJMBのステータスを保有している会員はお得意様ですが、それが失効すると一般の客様に戻ってしまうというワケですね。
しかし、一度JGCに入会し、会員の要件となるクレジットカードを所有し続けている間はずっとJGCメンバー。出張族や道楽者のように飛行機に乗りまくることなくしてずっと上級会員でいれるってことなんです。
ちなみに世界的に見ても飛行機に乗らずにステータスが維持できるのはJALとANAだけの様子。
ニッポンのエアラインってすげェ!

どんな人が入会できる?

JGCに入会するためには、JMB会員であり、かつJMBステータスがサファイア以上でなければなりません。

JMBサファイアの達成条件はコチラの記事にあります。
『そもそもJGCとは?』の項目にあったリンクの使い回しだったり・・・(汗)

JMBサファイア会員でいる間にJALカード(CLUB-A以上)を申し込めば晴れてJGCに入会。
なお、もとからCLUB-A以上のカードを所有している場合は、カードの発行ではなく、JGC会員用のロゴ入りカードに切り替えるだけでオッケーです。

サファイアステータスに到達するためには、飛行機に乗った際にマイルとは別に貯まるFLY ON POINT(以下FOP)を50000FOP貯めるか、50回以上の搭乗が必要となります。
例を挙げると羽田・那覇間を安く買える先と運賃を普通席で買った場合、片道で貯まるFOPは1476FOP。ざっと計算すると33.8回、つまり17往復しなければならないということです。
実にとんでもない数字です。
50000FOPを目指すのがFOP修行、搭乗回数50回を目指すのが回数修行と呼ばれており、どちらにせよサファイアステータス到達までには航空券代だけで40万~60万円が必要だと言われています。
しかし、たった1度だけステータスを上げてJGCに加入してしまえばずっと上級会員になれてしまうので、行先に用も無いのに飛行機に乗りまくる人達(通称:修行僧)が後を絶ちません。

JGCに入会することのメリットは?

JGCに入会すると一般会員の頃には考えられなかったサービスが多数提供されるようになります。
その数々のサービスについて紹介していきたいと思います。
厳密にはJGCの中にもステータスがあるんですが、本記事ではJGC平会員(JGC会員ではあるものの、JMBステータスは未保有)を想定してメリットをリストアップしています。

旅行時のサービス

ボーナスマイル

・初回搭乗ボーナス
毎年、JALグループ便への初回搭乗時、搭乗マイルとは別に3000マイルもらえます

・JALカード毎年初回搭乗ボーナス
JGC会員の要件に一定のJALカードを所有していることがあり、このカードは毎年初回登場にボーナスとして2000マイもらうことができます。
1年の内に1回でもJALグループ便に乗れば、先ほどの初回搭乗ボーナスと合わせて1年に5000マイルもらえるということですね。
なお、カード入会後、初めての搭乗に対してのみ2000マイルではなく5000マイルが付与されます。

・搭乗ごとのボーナスマイル
JALグループ便への搭乗ごとに35%ボーナスマイルをもらえます。
一般会員ですと
一般のJALカード:10%ボーナス
CLUB−A以上のカード:25%ボーナス
となっているのでかなり優遇された設定です。
長い距離を乗る人ほど得ですね。

予約時の優先キャンセル待ち

希望するJALグループ便が満席の場合、キャンセル待ちを運賃ごとに優先的に取り扱ってもらえます。
もちろんステータスが高ければ高いほど優先度は上になります。

前方座席指定サービス

JALグループ便を座席指定対象運賃で予約する際、前方座席を優先的に指定できます。
一般会員ですと、座席指定画面で、同じクラスでも前列の足下が広い席や非常口付近の前が大きく開けた席はブロックされていて指定することができません。
なぜなら、それらの席は上級会員のために空けてあるからです。
JGCやJMBのステータスが上がっていくに連れて指定可能な範囲が広がっていきます。
同行者と隣席を希望する場合、ネットから予約はできないので電話でのお問い合わせとなります。
ちなみに国際線を電話で予約すると手数料とて5500円かかってしまいますので十分注意してください。

専用チェックインカウンターの使用

JALファーストクラス・チェックインカウンター(JAL国際線利用時)、JALグローバルクラブカウンターなどを利用できます。
年末年始やGW、お盆休みの帰省時期に、一般カウンターチェックインと手荷物預けの列が30〜40分待ちになっているところ、我が家は5分と待たずに手続きを終えてしいます。
行列に並ばなくていいから精神的にすごくラクです。

空いてるチェックインカウンター
GWのJGCカウンター(羽田空港)
こっちは空いてるんですが、隣の一般カウンター前にはネズミの国かってぐらい人が並んでました。

空港での優先空席待ち

搭乗当日、空港にて空席待ちをする場合、優先的に取り扱ってくれます。
先にカウンターに空席待ちを申し出た一般のお客さんがいても、後から上位区分の客が来た場合、順番が入れ替わって、先にお呼びがかかるということです。

優先の区分は以下の通り
S:JMBダイヤモンド、oneworldエメラルド
A:JMBサファイア、JMBサファイア、oneworldサファイア(JGCメンバー)
B:一般の乗客

もちろん、自分自身がA区分でキャンセル待ちをしている場合に後からS区分の人が来たら先を越されてしまいます。
うーん、格差社会(笑)

受託手荷物無料許容量の優待

通常の無料手荷物に加え、さらに多くの荷物を追加料金なしで預けることができます。

国内線:+20kgで最大40kgまで
国際線:32kg以下の荷物を通常分に1つ追加
ワンワールド便利用の場合:航空会社によっても異なりますが、手荷物許容量が優遇されます。

許容量はたくさんあっても持てるだけ荷物持ってったら運ぶのが大変になりそうです(笑)

JALグローバルクラブエントランス

羽田/伊丹/福岡/新千歳空港を出発するJAL国内線を利用する際、保安検査場に通じる専用のエントランスを利用できます。
行列をスッ飛ばして、保安区域にサッサと入ることができます。

JALファストセキュリティレーン

成田空港第2ターミナル出発のJAL国際線を利用する際、専用のセキュリティチェックを利用可能。
時間によっては一般のレーンが大混雑するので待ちの時間を短縮できます。

免税店での買い物の割引

羽田空港・成田空港にある免税店「JAL DUTYFREE」で買い物する場合に、JGCカードを提示すると10%割引になります。
タバコや食品など対象外になるものが結構ありますので購入の際はよく確認してください。

優先搭乗

搭乗時、一般客より先に機内に案内されます。
繁忙期は頭上の荷物棚の争奪戦なのでかなりありがたいサービスです。
同行者は対象外ですが、荷物を預かって棚に放り込んでしまえば問題なし。
ちなみに登場の順番は
お手伝いが必要なお客様→上級会員→その他
国際線や羽田・伊丹間の国内線においては、上級会員の中でもステータスにより区別されています。

那覇→久米島線の優先搭乗を利用した時なんですが、ブリッジではなくバスで飛行機まで移動するため、バスに優先搭乗できるだけでした。意味ねぇ。

プライオリティバッゲージサービス

到着空港で優先的に荷物がベルトコンベアから出てきます。
対象はJGC会員のみで同行者は対象外
到着後すみやかに空港を出発できます。
降りたらみんなすぐに出発したいからなのか、急いでベルトコンベア周りに集まって来ますが、結局ステータス持ちが優先されるんでよねー(笑)

空港ラウンジの利用

JALグループ便(ワンワールド便含む)で出発の際、各空港内にある指定ラウンジを利用できます。

国内線だとサクララウンジ、それがない空港であればカード会社のラウンジに入れます。サクララウンジ内にはビールやウィスキーなどのアルコール類、簡単なおつまみ、ソフトドリンクなどが用意されています。
出発空港にサクララウンジがないとゲンナリします(笑)

国際線になると名称は同じサクララウンジでも中身は別物。なんせ国内線のサクララウンジのサービスに加えフードメニューやらシャワーまで用意されてますから!
またJAL便を利用する場合であってもワンワールドに加盟している別の航空会社のビジネスラウンジを利用することも可能。
例えば成田空港だったらサクララウンジの他にカンタス航空やアメリカン航空のラウンジに入れるといった具合ですね。
(成田のアメリカン航空のラウンジは2020年3月閉鎖予定)

JGC会員は同行者1名を連れて入室することができます。
出張の時も気まずい思いはしなくてすみますね(笑)
本会員と家族会員1名いればトータル4名入室できますので、ウチだったら嫁(家族会員)と子供2人で4人家族全員が入れます。
2000マイル引き落としてラウンジクーポンを発行することにより、2人目の同行者も入室可能。

各種割引・優待サービス

レンタカー利用時の優待

エイビスレンタカーおよびハーツレンタカーにJGC会員用の特典が用意されています。

・エイビスレンタカー
JGC会員特別代金での利用
レンタカー利用1日につき100マイル加算
AVISプリファードサービスに無料で入会
(借りる時の面倒な手続きを省略できるサービス、本来は有料)

・ハーツレンタカー
JGC会員特別料金での利用
ハーツGoldプラス・リワーズへの入会
(こちらも借りる時の面倒な手続きを省略)
申請すればハーツGoldプラス・リワーズ・ファイブスターが適用される
(本来は年間1500USドル以上もしくは7回以上で付与される上級会員資格)

JAL ABC携帯電話レンタルサービス

JGC会員はJAL  ABCの携帯電話レンタルサービスを10%割引で利用できます。
あまりなじみがありませんが、JAL  ABCは海外旅行の際のケータイ電話やWi-Fiルーターのレンタル、荷物の宅配サービス、ESTA申請の代行を行なっているJALグループのひとつを指します。

ホテルニッコー&JALシティでのサービス

国内外のニッコー・ホテルズインターナショナル、ホテルJALシティに宿泊する際、下記のサービスを受けることができます。

・アーリーチェックインサービス
・レイトチェックアウトサービス
・ホテル直営レストラン・バーでの割引サービス
(ニッコーは10%割引、シティは5%割引)

東急ホテルズでのサービス

東急ホテルズが提供する「JGCステイプラン」を利用できます。
※2020年3月31日まで

JALグローバルクラブ・ミーティングルームの利用

グランドプリンスホテル新高輪1階にあるJALグローバルクラブ・ミーティングルームを有料で利用できます。
利用人数の目安は10人〜20人

JALUX「通信販売」での割引

(株)JALUXによる、機内誌(JAL  SHOP)やオンラインストア(JALショッピング)で通信販売を利用する際、JGCカード(JALカード機能付き)で決済すると商品代金が10%割引になります。

ラウンジ・バーの利用

下記のホテルラウンジ、ホテル・メインバーにてサービスチャージ・カバーチャージが会員特別料金または無料で利用できます。

・JRタワーホテル日航札幌
レストラン&バー「SKY J」(35階)

・名古屋東急ホテル
アトリウムラウンジ「グリンデルワルド」(1階)
メインバー「フォンタナ ディ トレビ」(2階)

・ホテル日航大阪
バーラウンジ「スカイクルーザー」(31階)

・ホテル日航福岡
メインバー「夜間飛行」(1回)

ロッテ免税店銀座での優待

①ロッテ免税店メンバーシップ「VIP GOLD」に招待
東急プラザ銀座・ロッテ免税店9階ギフトデスクでVIPの発行を受けることができます。
VIP特典で商品購入の際、購入代金が最大15%となります。
日本以外のロッテ免税店でも有効です。

②特別割引クーポン
ロッテ免税店銀座で1万円以上の購入で1000円割引のクーポンが発行されます。
※2020年3月31日まで。

メガロス恵比寿JGC会員限定特典

パーソナルトレーニングを主体とするオーダーメイドフィットネス「メガロス恵比寿」を利用するにあたって、JGCの会員特典があります。

①トライアル優待
お一人様1回限り、本来15000円のレギュラー体験(80分)が半額の7500円に。

②入会特典
入会金55000円を半額の27500円に割引、もしくは新規入会マイル7000マイルからどちらかを選択可能。

新羅免税店での優待

JGCカードとパスポートを提示すると新羅免税店(ソウル店)で使えるプリペイドカード1万ウォン分(1000円程度)を受け取ることができます
韓国旅行の際はぜひどうぞ。
※2020年3月31日まで。

そのほかのサービス

バッゲージタグのプレゼント

入会時にバッゲージタグが送られてきます。
材質は革製で裏面にはアルファベットで名前が刻印された金属製のプレートが取り付けられています。
本会員だけでなく、家族会員もタグプレゼントの対象。
たまにバッグにこのタグつけてドヤってるオジサン見かけますよね(笑)

JALオリジナルダイアリーのお届け

毎年10月下旬ごろに、オリジナルダイアリーが送られてきます。
ダイアリーそのものは黒い背表紙にJGCのロゴが入ったシンプルなデザインとなっており、普段使いにもピッタリ。
もし不要であれば、JALホームページのマイページ上で申し込むことにより、ダイアリーに替えて500eJALポイントを受け取ることもできます。
なお、バッゲージタグと異なり、もらえるのは本会員のみです。

JGC会員になってよかったこと

以上JGC会員になることで享受できるメリットの一覧でした。
後半の各種割引・優待サービスは使う人、必要ない人に分かれてくると思います。しかしながら、前半の旅行時のサービスはJALグループ便に乗る全ての人に関わってくるのではないでしょうか。
現に私も飛行機に乗る時しかJGCのサービスを使ってないんですけれど、それでも十分過ぎるほどのメリットがあると思います。
何より価値があると思うのは「時間を節約できる」ということです。チェックインから降機後の手荷物受取までほぼ全ての局面で優先してもらうことができるのでそれほど長い待ち時間が発生しません。
小さい子供が2人いるからなおさらですね。
このサービスを知ってしまったらもう一般会員に戻れなくなってしまいます(笑)

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